岡崎宏樹ゼミ
〈たからうたプロジェクト〉の挑戦
地域にはたくさんの「たからもの」があります。有名な観光地だけが「たからもの」ではありません。地元の人だけが知る素敵な場所、家族や仲間との思い出のお店、個人的に超お気に入りの風景など、そこで暮らす人が大切にしたいと思うすべてが地域の「たからもの」です。
岡崎ゼミの学生は、地域の「たからもの」、その出会い、語り、想いを音楽で表現する〈たからうたプロジェクト〉に取り組んでいます。それは、これまでの地域連携プロジェクトを継承し、音楽を主軸に新たなかたちで展開する試みです。
地域の「たからもの」を取材し、語りを音楽で表現する
2023年度前期、岡崎ゼミの2年生が、ミュージシャンの協力を得て、〈たからうたプロジェクト〉に取り組みました。
チームNomuraは、神河町で加門果樹園を親子で経営する加門和弘さんと息子の英樹さんを取材し、葡萄をテーマに「マスカット」という楽曲を制作しました。楽曲制作は2年生の野村心源さんが担当しました。チームBlue Springはヨーデルの森のドッグショーを取材し、「君は友達」という楽曲を制作しました。チームRiver 音は、神河町在住で、詩集「川育ち」を発表した前川穂積さんを取材し、「SwimDance/オオサンショウウオ」というメドレーを制作しました。
各チームは制作過程を記録した「たからうたストーリー」、インタビュー内容をまとめた「たから語り」の記事を作成し、メディアプラットフォームnoteに発表しました。成果発表会は7月15日、兵庫県神河町で開催し、現地からYouTubeでライブ配信しました。
2023年度後期には岡崎ゼミ3年生が豊岡市の農家、養父市の広瀬栄市長を取材し、「カラフル」と「マニフェスト」という「たからうた」を制作しました。