佐伯琢磨ゼミ
災害のリスクについて、考えよう!
一般の親子を対象に災害に対するリスクを考えてもらう災害リスク教育ワークショップ(ゲーム)を実施しています。基礎知識として「リスク」について学び、ゲームスタートです。それぞれのグループに5000万円を渡します。都心、山側、海側それぞれの立地に様々な条件の家が売り出され、予算と相談しながら住まいを選び、地震保険・火災保険、耐震補強をするか、教育、留学等の経験値を上げるプログラムに参加するかを決めます。10年間の時間軸で地震、大雨、大雪、津波などの他、「経験値を上げるイベント」が起こります。最終的な、資本(現金)、不動産(家)価値、経験値数の総合計で競います。
同じ資本金からスタートしたものが、選択の違いによりどんな差が出たか、子どもたちに説明し、リスクマネジメントについて学んでもらいます。ゲームのアシスタントを務める学生たちにも学びがあります。リスクについて知ることができたという好意的な声が多くあったのですが、ゲーム運営で計算を伴うお金のやり取りをする部分が多く手間取ったという反省から、現在は、Python(パイソン)というプログラミング言語を使って、効率化しようという取り組みをしています。