前林清和ゼミ
阪神・淡路大震災頃から日本列島は地震の活動期に入っており、震度7の地震が30年の間に東日本大震災や熊本、能登半島地震など7回も起きています。今後も大規模地震が次々起こる可能性が高いと考えられます。南海トラフ巨大地震はマグニチュード9クラスの巨大地震で100~200年ごとに繰り返し発生し、今後30年以内に70%から80%の確率で起きるとされています。想定される最大震度は7、津波の高さ最大34m、被害は関東、東海、中部、近畿、四国、中国、九州と広範囲に及び、最悪の場合、死者32万人以上、避難者950万人、経済的損失220兆円以上という未曾有の規模です。被害を如何に少なくするか。私たちに与えられた使命です。
ゼミ活動では①想定される南海トラフ巨大地震について調べ、ドローン映像などをもとにその被害と避難について考える。②過去の南海トラフ地震の石碑などの記録を徳島県や和歌山県などで調査し、その規模や被害内容について明らかにする③津波避難タワーについて徳島、和歌山県などで調査、課題を明らかにする④能登半島地震について調べ、南海トラフ巨大地震の参考にする⑤研究成果を学会で発表するーーをしている。