中田敬司ゼミ
緊迫した災害・救急医療現場を疑似体験
救急の現場は時間勝負です。無駄な動きや少しの判断ミスは要救助者の命にかかわります。2次災害の防止、救急隊・医療チームの安全確保、素早くかつ正確に要救助者の容態観察を行うとともに、どんな処置が必要かを判断し、実施しなければなりません。大規模災害が発生し、要救助者が大量に発生した場合、どうすればいいのか。災害の全体像を速やかに把握、指揮系統を確立しニーズと資源を評価し、医療チームの追加投入や搬送体制を構築しなければなりません。ゼミでは各地で開催される「メディカルラリー」に運営スタッフとして参加。緊迫した救急現場の救急隊・医療チームの活動をスタッフとして体験し救急・災害現場の在り方を考えています。
2022年から2年連続して地域企業とゼミ、シーガルレスキューが合同で、「命をつなぐパーティ(子供達への防災体験)の企画運営を三木市内で実施。ロープワーク、担架搬送、煙体験のブースを作り、子供たちや保護者への体験の場を展開。聞き取り調査の結果から、こうした体験を通した防災教育・啓蒙活動は重要であると認識しました。