瀨川巖ゼミ
消防の実習を通して実践的な知識と技術を考える力を身につける
神戸市消防局に36年間在職し、その間に兵庫県や神戸市危機管理室にも出向、様々な業務を経験してきました。また、消防防災関係の講習会や安全管理講習会の講師などを行ってきました。そうした経験や知識を活かした講義や実習を行っていきたいと思います。
担当する災害救助実習では、兵庫県広域防災センターで1泊2日の宿泊研修を行い、ロープワークや煙の中での行動訓練など災害時に市民が行う救助の技術や避難支援の方法を身につけます。また、着衣泳法や溺水救助の実技も行います。
救命処置実習では、市民に応急手当を指導することができる救急インストラクターの資格を取得し、中学校の総合学習での市民救命士講習における指導や防災イベントでの展示訓練などを行います。テキストや資料によって学び、実態的に理解し、災害への備えに対する知識・技術と解決策を考える力を養います。行政機関における防災担当者として求められる人材に必要な能力を培い、一市民としても地域や企業などの組織内における防災のリーダーとして活躍できる人材を育成することを目標にしています。